診療案内 代表的な疾患についてご説明致します 診療案内 代表的な疾患についてご説明致します

診療内容 診療内容

アトピー性皮膚炎
肘、膝の内側など、比較的汗のたまりやすく刺激をうけやすい部位にかゆみを伴う発疹としてはじまり、慢性的に経過する皮膚疾患です。発症には遺伝的要因がベースにあり、それに皮膚の状態(乾燥、バリア機能の低下など)、外的刺激(発汗、ストレス、感染など)が加わっておこると考えられています。皮膚の乾燥、バリア機能の低下により、いろいろ物質(抗原)が入りやすくなり、そこで抗原・抗体反応(アレルギー)が起こり、さらにかゆくなります。日頃から皮膚の保湿と清潔を心がけましょう。重症になることもしばしばです。早めの治療が大切です。当院では、プロアクティブ療法を含めたその人に合わせた治療を行っています。また、デュピクセント(生物学的製剤)の治療も開始しました。

蕁麻疹(じんましん)
真皮上層(皮膚の浅いところ)の一過性の毛細血管拡張と浮腫(むくみ)で、赤く盛り上がってきます。30分(長くても24時間)ほどで跡形もなく消退します。全身のあちこちに出没を繰り返します。ほとんどが体調(睡眠不足、疲労、ストレスなど)によることが多く、ときにアレルギーが関与していることもあります。1ヶ月以上続く場合は治療が長期にわたることもしばしばです。

湿疹(しっしん)
湿疹とは、外的刺激に対する皮膚の防御反応の表現型で、アトピー性皮膚炎、脂漏性湿疹、貨幣状湿疹、おむつ部皮膚炎、口囲湿疹など、いろんな疾患があります。一般的にかゆみを伴い、慢性化すると治りにくく厄介です。早めの治療をお勧めします。

にきび
皮脂は皮脂腺から分泌され、毛穴を通って皮膚の表面を覆い、肌を健康な状態に保っています。古い角質が毛穴に詰まったり、睡眠不足・ストレスなどで男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌が増加すると、多量に分泌された皮脂が毛穴の中に溜まって面皰(コメド)を形成します。にきびの原因となるアクネ菌は皮脂を好むため、面皰の中で増殖し、炎症を起こし、赤く盛り上がってきます。規則正しい生活、バランスの取れた食事、肌の清潔を心がけましょう。最近、多くの治療薬が使える様になり治療の幅が広がりました。当院では漢方を含めた治療を行っています。

イボ
ウイルス性、非ウイルス性、老人性などがあります。また、良性の小腫瘍などが一般的にイボとよばれることもあります。当院では、冷凍凝固、電気凝固療法で除去しております。足の裏に出来たイボを、魚の目、タコと自己判断されて来院される方も多いです。

水虫(足白癬)
白癬菌というカビの一種が、手・足の角質層に住みついて起こる皮膚真菌症の一つです。皮がはがれたり、水疱ができたり、かゆみがあるからといって、水虫とはかぎりません。自己判断せずに、医師の診断を受けましょう。

爪水虫(爪白癬)
白癬菌は爪の成分であるケラチンにも好んで侵入してきます。爪が肥厚したり、白く濁ったりしてきます。自覚症状がないので、爪白癬だと気づかない方も多いです。最近では効果の高い良い治療法も開発されています。

乾癬(かんせん)
表皮細胞の生成が異常に亢進するために、次々と皮膚が剥がれ落ちてくる疾患です。剥がれ落ちた皮膚(角質)が厚く付着し、「カキ殻」状を呈してきます。遺伝的要因にストレス・感染などの因子が加わって発症すると考えられています。慢性的に経過するので、根気強い治療が必要です。外用療法、内服療法、光線療法など症状に合わせた治療を行っております。

しみ、ホクロ
AGA(男性型脱毛症)
保険外診療にてシミ、ホクロ、イボへのレーザー治療や光治療(フォトIPL)も行っています。また、しみ、小じわの外用薬(ハイドロキノン、トレチノイン)も取り扱っております。
AGA(男性型脱毛症)の治療として内服薬(プロペシア、ザガーロ ジェネリック含む)の処方も行っております

青あざ
異所性蒙古斑
太田母斑など
異所性蒙古斑(もうこはん)は、お尻以外の場所にできている蒙古斑のことです。お尻の蒙古斑と比べて消えにくい傾向があります。レーザーによる治療が可能です。治療は保険適応となっています。
太田母斑は顔に出てくる青あざです。片側の特定の部位に出る傾向があります。生まれた時と思春期に出現します。肩に出現するものは伊藤母斑といいます。レーザーによる治療が可能です。治療は保険適応となっています。

熱傷(やけど)
皮膚が障害されている深さで4段階に分類されます。経過によっては、皮膚移植が必要になる場合もあります。また、低温やけどは、想像より深くなる傾向があります。安易に考えずに、医師の診察を受けましょう。当院では、壊死した皮膚の除去(デブリードマン)や皮膚移植等も行っております。

皮膚腫瘍(できもの)
皮膚には茶色や黒色など色を持つものや、しこりとして触れるものなど、いろいろな腫瘍が生じます。当院では、皮膚腫瘍の診断から治療(手術など)まで幅広く行っております。悪性腫瘍が疑われる場合は、積極的に検査を行っています。当院では、日帰り手術を行っており、粉瘤や色素性母斑(ほくろ)、石灰化上皮腫、皮膚線維腫、脂肪腫、基底細胞癌など多岐にわたる手術を行っています。MRIなどの画像検査が必要な場合は、基幹病院と連携をとって治療にあたっています。

眼瞼下垂
上まぶたがうまく上がらず、視野狭窄を生じる疾患です。眠たい印象を持たれます。また、頭痛、肩こりの原因になることもあります。手術での症状改善を目指します。原則、保険適応ですが、状態によっては適応とならない場合があります。積極的に治療を行っており、眼科からの紹介も増えてきています。

陥入爪、巻き爪
爪の切りすぎや靴が合わない、歩き方の癖などで爪の変形、痛みを生じます。多くは、足の親指に生じます。爪や皮膚の状態を確認し、治療法を提案します。

多汗症(わきあせ 手汗)
脇や手などに多量の汗をかく疾患で、日常生活に支障を生じます。最近新しい外用薬(エクロック・ラピフォート・アポハイド)も誕生しました。脇の場合、ボトックス注射も行っております。効果は6〜8ヶ月程持続します

耳の形態異常(埋没耳、折れ耳)
生まれた時に見られる耳の変形です。軽度であれば多くの赤ちゃんは自然に改善しますが、変形が残る場合もあります。特に埋没耳はマスクや眼鏡をつける事ができないなど、機能的な問題が生じる事があります。生後数ヶ月であれば矯正で改善する可能性があります。早めの治療が効果的です。当院では耳の矯正も行っています(矯正具は購入が必要です)。生後1年以上経過した場合は手術が必要な事が多くなります。手術の場合は基幹病院へ紹介する事もあります。

フォトIPL
特殊な光を照射し、肌の色調(シミ、赤み、くすみ)、キメなどを改善する治療です。ニキビなどにも効果があります。症状に合わせて、設定や波長を変える事で様々な効果を出します。保険は適応されませんので、自費の治療になります。通常複数回の治療が必要になります。